久々のブログ更新となりますが、去る2009年2月13日に行われたイベント列車「DL春さきどり号」に乗ってきましたのでそのレポートを。
この手のイベント列車は、指定券の入手が困難なので、乗りたいと思ったとしてもどーせ乗れないのでそれほど興味はなかったのですが、東京~誉田、千葉みなと~木更津で485系と呼ばれる特急列車型の車両を利用した普通列車「快速春さきどり1号・2号・3号」(全席自由席)が運転されることを知り、たまたま千葉みなと駅近くに野暮用があったので、当初はいわゆる「大回り乗車」でこの485系に乗ってこようかと思いました。
ところが前日の12日、インターネットの某掲示板で、13日のDLならまだ空きがたくさんあるという情報を目にしたので、明日もしDL春さきどり号の指定券が買えればDLに乗ってゆっくり千葉みなとまで行き、指定券が手に入らなければ東京駅まで行って京葉線の臨時列車「快速春さきどり1号」に乗って千葉みなとで降り、再度千葉みなとから「快速春さきどり3号」で帰ることにしました。
当日、駅に到着したのは既にDL春さきどり号が始発駅の木更津駅を出発してしまった後でしたが、窓口で聞いたところ、SLの指定券は売り切れだがDLならあるとのことで、DL乗車を決定。しかも窓側席がとれました。あいにく進行方向とは逆向きですが。乗車券はえきねっとで予約して指定席券売機で受け取りました。姉ヶ崎駅ではホームでのイベントのため、Suicaペンギンの着ぐるみがホームへ連行されていくのを目撃。
DL到着前に駅員らによるペンギン撮影。
定刻通りの9時48分、DL春さきどり号が入線してきました。
ペンギンはこの位置で乗客のお出迎え。入線時、もっと写真を撮る人がいるのかと思ったら、DL側は一般人は誰もいませんね。JRの人たちばかりです。
乗客を乗せるのは、12系と呼ばれる車両です。列車の外側から車内を1枚。車内はBOX席がずらっと並んでいます。昔の急行列車用の車両なので、首都圏普通列車のBOX席よりは、幅・シートピッチともに大きくなっていますが、所詮はBOX席、僕の体では前に座った人と膝が干渉し合わないようにと気を使います。
入線時に見た車内は、結構空席がある様子でした。そのままSL側まで歩いていきます。こっちは記念撮影の人がたくさんですね。
再びDL側まで歩いていくと、親子連れがペンギンとの撮影のために行列を作っていました。子供用に何種類かの制服が用意され、それを着ての撮影のようです。
相変わらずDL側は人が少なく写真を撮るのも容易です。子供が車掌?の帽子をかぶらせてもらって記念撮影も。ホームではおねいさんが観光案内のパンフレットを配っていました。
列車はドアを締め切り、一部のドアのみ開けていて、そのドア各所に係員を配置して指定券を持った人でないと乗り降りできないようになっておりました。僕も列車に乗り込みます。車内は閑散としていましたが、多くの人が列車の外へ見物に出ている様子です。姉ヶ崎では長時間停車しますからね。しばらくして発車間際になると、僕の乗ったBOX席も3人が座りました。列車が走り出して間もなく、姉ヶ崎から乗ってきた人にのみ検札がやってきて、乗車証とパンフレットなどが入った袋をくれました。その中にDLのヘッドマークデザインのチロルチョコが一つ。
やはりイベント列車は沿線でも注目されますね。線路沿いにはたくさんの人がいて手を振っていました。SLは最後尾で引っ張られているだけなのですが、汽笛を何度も鳴らしていて目立っている様子でした。途中の車内では抽選会が行われ、指定席券の座席番号を利用してA~Dの座席位置、その後に座席番号を係員が引いて、当たった人に景品が贈られる仕組みでした。
終点の千葉みなと駅はホームに人だかりができており、また、ホーム下の改札内の一角に販売所が設けられ、記念品や駅弁などが売られていました。僕は野暮用を果たしに一旦改札を出ます。一応記念ということで乗車券はもらいました。
つづく